数ヵ月後に結婚を控えた、兵庫県在住30歳の女性からです
(Q1)これまでFPに相談したことはありますか?
この一年、彼と出会って結婚を考え初めてから2回ほど相談しました。彼の事は愛していましたが、自分と比べて年収が低く増収の可能性もあまりないため、結婚後の生活にかなり不安があり自分なりに調べてFPやライフプランの存在を知りました。
DMや新聞広告でみた無料講習を受けて無料の個別相談をしてもらいましたが、投資や保険の見直しなどの話ばかりで私たち二人のライフプランについては聞いてもくれませんでした。
彼は自分では友人たちよりお給料をもらっていると思っているし、将来出世する自信があるから今の年収でのライフプランなんて無意味と初めから行きたがりませんでした。
そして2人のFPとの会話でよけいにライフプランに対して興味を失ってしまったみたいでした。しかも私に、金の話ばかりいうな、やる気がなくなると言ってきました。
溝本さんが最後の望みでしたが、彼はもうついて行くのはごめんだと、私はひとりで相談に行くことになりました。
(Q2)家計のキャッシュフロー表分析の経験はありますか?またそのご感想は?
今回が初めてです。 今回で、具体的な生活費、妻がいつから働いたらよいか、無理なく購入可能な家の金額、老後のためのお金、ローンの返済期間や年間の返済額など具体的な生活がみえてきました。
やはり思っていたような生活は送れそうにありませんでしたが、不安に思うほど悲惨でもなかったので改善するため頑張ろうと思えるようになりました。彼もキャリアアップのため、資格をとる気になってくれて惚れ直しました。
(Q3)今回のご相談の結果についてご自由にどうぞ
他県での超過勤務につかれて退職し、実家に戻り、貯金をつぶしながら就職活動をしているときに彼と出会いました。本当にいい彼と出会えて嬉しかったのですが、彼の年収を聞いた時は正直ショックでした。
私 も就職活動中でしたし、貯金も無くなってきて、もし彼の収入だけで生活することになったらと将来に対する希望が持てず、不安で彼とも不毛な喧嘩をしてよく 泣いていました。結婚生活への理想はことごとく崩れて行きましたが、でもそれでも彼と生活していこうと決心してからは自然と資金計画をたてようとしまし た。
でも、一体何にどれだけ必要で、どうやって計算したら現実的なのか、そもそもどれだけの住宅ローンを組むことができるのかまったく知識がなく不安は増すばかりでした。
今 回キャッシュフロー表を作っていただくにあたって、自分が人生に何をもとめているか真剣に考えるようになりました。それは本当に有意義な時間でした。ただ 不安に思ってひたすら節約し貯金するだけの生活だと思っていた将来が具体的になると不安がうすらいできました。そして、前向きになれました。
お金にしばられない毎日は本当の自分の人生だと思います。溝本さんに思いをぶつけて具体的な数字を作ってもらっただけでしたが、経済のプロに一緒に考えて もらった表を前にすると、自分の人生の責任を自覚して、本当に理想とする将来の希望を実現すべく生活できるようになりました。
実際に子どもが生まれて、彼の言う通り収入が上がっていたらまた相談に行きたいと思います。 時間もそんなにかかりませんでした。
(Q4)これから相談する人に一言アドバイスを!
将来どうなるか分かりませんが、よく当たると評判の占い師の一言より、FPと作るキャッシュフロー表のほうがはるかに具体的で、信頼できます。そして、キャッシュフロー表をつくるにあたって、自分の人生を考える時間は本当に大切だと思います。
その時のパートナーとの価値観のすり合わせや、喧嘩になった時の彼の態度や対応も大切だと思います。自分のことなのに意外と分かっていなかったことや、どんなに愛し合っていてもやはり話し合いをしないと分かってもらってないことなどがでてきます。
何度もデートを重ねるよりかなり密な時間が過ごせました。溝本さんもおっしゃっていましたが、たかが、予測表ですが、されど予測表です。いろんな事がみえてきますのでぜひ楽しんで相談してみてください。