今こそ、三世代コミュニティ

団地のリノベーションが若い世代にも好評だそうです。 ニュータウンと呼ばれた当時とは違い、すっかりライフスタイルも多様化しましたから、団地とはいっても画一的な建物ではなく個性的なところがウケているのでしょうね。 多くの人が許容できるように妥協されたデザインではなく、ある意味、住む人を選んでしまうような個性的な物件というところが、逆に支持されているのかもしれません。

 

同じ年齢層、子育て世代、共通の趣味など、価値観やライフスタイルが似た人が集まるコミュニティというのもわかりやすいです。 また、逆に、三世代コミュニティというのがあってもいいと思いますがいかがでしょうか。 多世代にわたる、さまざまな人生を暮らす人が共存する地域ですね。

三世代コミュニティ

「核家族」というのを、今さら問題視するつもりもありませんが、三世代同居が少なくなった今だからこそ、三世代共存の団地や地域というのも受け入れられるように感じます。 ご近所さんと必要以上に関わりたくないという人もいるとは思いますが、「三世代同居はちょっと……」でも、適度な距離を保てる三世代コミュニティであれば、自分なりに人との関わりを楽しみながら生活することも可能です。

 

地域コミュニティや地元の小学校で、「昔遊び体験」「餅つき」「盆踊り」といったイベントで三世代が交流するというのも増えていますが、イベント性の高い行事というのは継続して開催するためにはそれなりに関わる人の負担も増えるものです。 しかし、そうした場所で顔見知りになっておくということも大切ですね。

「わぁ~、あんた、あそこの子どもか!おっきなったなぁ~!」

「あんた、悪そうなカッコしてるけど、どないしたんや」

「おぉ~、すっかりおねえちゃんになったな~」

近所のおじいちゃんやおばあちゃんとの、ちょっとした会話って、大切だと思いませんか?

少子高齢社会って、こうしたご近所づきあいを見直すきっかけになるように思います。 「子どもは地域の宝」ということもありますが、必要以上に関わるのも考えもの。 普段、当たり前にしていることがちょうどいいのかもしれません。 いろいろなタイプの大人やお年寄りがたくさんいて当たり前。 なかには、ちょっと苦手だったり怖かったりするおじちゃんやおじいちゃんがいることも当たり前。 でも、顔を知っているからこそ、そんなコミュニケーションを学ぶこともできるんですね。 防災・防犯といった面からも、地域コミュニティのつながりは大切です。 通りすがりにちょっと会釈をするような人がたくさんいる、三世代コミュニティって今こそ必要ではないでしょうか。

 

 

たまには「パッと使う」作戦

「世界一高い駅ビル」としてギネス申請を検討しているという、景気のいい話題を提供してくれる大阪「あべのハルカス」は、今年6月の一部先行開業したあとで、2014年春に全面開業の予定です。 昨年の夏に高さ300メートルに達し、横浜ランドマークタワーを抜いて日本一の高層ビルになりましたが、すでに大阪では圧倒的存在感です。

存在感を見せ始めた”第三極”阿倍野・天王寺 あべのハルカス、6月先行開業

東京では、活況を呈しているスカイツリー・ソラマチ、東京駅に続いて、渋谷はヒカリエでしたっけ? そうそう、松坂屋銀座店は今年の6月でいったん営業を終了し、銀座エリア最大規模の複合商業施設に生まれ変わる予定だとか。 長引く不景気をよそに、都心部の再開発ラッシュが続きますね。

“梅田流通戦争”最終局面 グランドフロント大阪開業 ルクアなど固定客確保に全力

阪急うめだ本店の全面開業、意外な苦戦が伝えられていたJR大阪三越伊勢丹も2階部分の改装を検討中、そして、それだけではありません。

阪神百貨店も建て替えへ 26年度にも

まだまだあります、中ノ島ツインタワーですね。 中之島フェスティバルタワーに続く、朝日新聞旧社屋のタワービルも2017年完成見込みと前倒しになったようです。 このタワービルには、あの名門リーガロイヤルホテルも移転を検討しているというニュースもありました。 また、こちらはまだまだ決まったことではありませんが、大阪府と大阪市は、大阪湾の人工島「夢洲」へのカジノ誘致に対して、2013年度予算に調査費を計上する予定だとか。

グランドフロント大阪の話題に戻りますが、今年の春に開業するのはあくまでも商業ゾーンが中心で、全体から見ればまだ一部です。 完成したどんなことになるのか、想像もできません。(汗)

「グランドフロント大阪」が4/26(金)オープン決定!ショップ&レストランのテナント全266点も発表

オフィスの需要はどうなんでしょうか。

近鉄の「本気」が勝る? オフィスの成約率の差、ハルカスVSうめきた

もう、何がなんだか……。(笑)

商店街

一方で、地元商店街は相変わらずです。 たくましく生き残っている商店街もありますが、都心部の商業ゾーンに比べるとさみしいというのには慣れてしまいましたが、これだけ開発ラッシュが続くと、また、さらに二極化してしまうのでしょうか。 身の回りの買い物をするのには、地元商店街も有難いのですが……。

 

ようやく、本題。(笑)

 

日々、節約を心がけていても、「日本初出店!」あの大人気店がいよいよオープン!とか聞くと、財布の紐がゆるんでしまい、あとで後悔ということもあるかもしれませんね。 後悔するなら、最初から逆の思考にしてみればいかがでしょうか。 頑張っている自分へのご褒美として、あらかじめ「予備費」として貯蓄とは別の袋を作っておく。 無計画に散財してしまうよりも、ずっと前向きだと思いませんか? ここぞ!というときに、思い切って「本当に欲しいモノ」を買う。 そしてまた、日々の節約を心がける。 節約も、ストレスばかりを溜めてしまうようでは精神衛生上よくありません。 楽しみながら長く続けられるように、自分に合ったアイデアを駆使して「お金も好循環!」といきたいですよね。

 

あと、身の回りの普段の買い物は、当然、地元のお店でするとして…、少し探せば、ユニークなお店や、スゴイ発見!といった、ゴキゲンなお店が地元で見つかるかもしれません。 通勤時の駅までの往復だけでなく、少しブラブラと歩いてみたり、時間にゆとりをもってご近所探索なども、たまには楽しいですよ。

 

 

生き方にも、多様な選択肢を

最近、イタリアンバールが増えましたね。 気軽に料理とお酒が楽しめるので、気の合う仲間と少人数でワイワイやるにはピッタリです。 一方で、バーもオーセンティックなバーだけではなく、ユニークなお店が増えているようです。

坊主バー、投資バー、鉄バー…大阪で次々開店”超個性派バー”

「坊主バー」っていうよりも、「僧侶バー」くらいにしておいたほうが良いのでは?と思いますが。(笑) 僧侶がホスト役になって話し相手になるって、人生相談のようなものまで含めて、「究極の癒し」のようなものでしょうか。 他にも、多様な趣味嗜好に合わせた、個性的なバーがあるんですね。

 

ライフプラン相談も人生相談のような雰囲気になることが多いのですが、それはお金や資産運用といった視点からのアプローチではなくて、希望する「生き方」「暮らし方」から将来を考えるからです。 「私らしい暮らし」という価値基準が明確になれば、「あの人が、こうだから」とか、「こんな人が、いるから」ということではなく、自分らしい選択肢が見つかります。

大海原

働き方、住まい方、暮らし方、いろいろな場面で選択肢は多いほうがいいのですが、自信を持って「これだ!」と、選ぶためには裏づけが必要です。 「長い人生、将来のことなんて」と考えていては進みません。 将来の暮らしについて、具体的に考えてみてはいかがでしょうか。 具体的な目標や希望には、経済的裏付けが必要です。 予算や資金繰りといったことまで含めて、ライフプランを考えることって特別なことでもありません。

 

 

ひとりぼっちが嫌でレンタルフレンド?

読売新聞の電子版に、便利屋さんのレンタルフレンド(友達代行)というサービスがあって、利用者がそこそこいるという話題が掲載されていました。 「行きたい場所があるけれども、一緒に行く相手が居ない」というニーズがあれば、そんなサービスが生まれるのも時代でしょうか。 それに、友達が居ない人が友達代行のサービスを利用することによって、友達づくりのきっかけが生まれたりすることがあるとすれば、「そんなことまでお金で解決するの?」と、否定ばかりしていられないのかもしれません。

 

結婚後の生活設計についてがきっかけでお越しになった、20代のある若い新婚さんのご相談のとき、お子さんについての話題になったときに、「子どもは欲しいけれども、ニートや引きこもりになったらどうしよう」という反応があって驚いたことがあります。 今では、ニートや引きこもりといったことも、それくらい普通?になったということでしょうか。 冒頭の記事でも、大学生の不登校が増えていることが紹介されていましたが、ニートや引きこもりの問題については、すでに10代や学生だけの問題ではなく、30代や40代といった世代まで広がっているのが現実です。 本当に「ひきこもり」になってしまった場合、一歩を踏み出すのは並大抵のことではないと聞きます。

行き交う人々

私自身、ライフプランを専門にした仕事をしている関係もあって、10代の子どもたちを対象にした次世代育成支援活動を行うNPO法人と、大人を対象にしたまちづくり活動や異業種交流・婚活支援を展開しているNPO法人で活動していますが、そうした活動を通じて感じるのがコミュニケーションスキルです。 とはいっても、それも個性ですから、他人とのコミュニケーションが得意な人がいる一方で、苦手な人もいるというのも当たり前のこと。 人それぞれで構わないのですが、要は「バランス」ということのように思います。

 

私も、NPOでそんな活動をしているからといって、知らない人とのコミュニケーションが得意なわけでもなんでもありません。 仕事関係や地域でも、交流会とかはどちらかというと苦手なほうです。 無理のない範囲で続けているうちに、なんとなく慣れてきたという感じでしょうか。 「少しくらいガマンを強いられることがあっても、続けているうちに楽しいことだってあるさ」と、肩の力を少し抜いて動き始めることができればいいですね。

 

 

30歳の成人式

「第二成人式」という言葉を聞いたのは2~3年ほど前のことだったでしょうか。 被選挙権を得る25歳に、まちづくりや政治への参加意識を高めようという趣旨だったと記憶しています。 そして、今度は、「30歳の成人式」が開催され始めているようです。 20歳の成人式と同じように、日本全国で毎年行われることをゴールにしているとか。 いわゆる県人会の若手バージョンとか、成人式の同窓会のようなイメージで楽しそうです。

 

社会人になって10年近くも経てば、それなりにいろいろな問題とかストレスを抱えていることも多いかもしれません。 最近は、女子も総合職が当たり前のようですし、地元を離れた職場に勤めて、なかなか思うように実家に帰れなかったりということも多いようです。 堅苦しい「式典」というよりも、気軽に参加できるパーティー? いや、今だと 「街コン」ならぬ「街同窓会」のようなイメージでしょうか。

パーティー

今後の人口動態は混沌としていますが、地方都市にとってみればUターン転職や、家業を継ぐために実家に戻るとかも働き手の確保や地域活性化としての意味もあるでしょうし、「30歳の成人式」というのが定着すれば、効果があるのかもしれませんね。 生まれ育った地元に戻り、同じ年令の同級生と仕事を離れた立場で交流するというのは、いろいろな面で「刺激」や「癒し」になりそうですから。

 

「20歳はまだまだ子ども、30歳でようやく大人」という説も一部ではあるようですが、今では高校はもちろん、中学生のうちから将来の進路について絞り込んでいくようなことが求められる時代です。 本当に自分のやりたい事を見つけるって、30歳くらいからなのかもしれませんし、もしかしたら長い人生の間でのターニングポイントになるかもです。

 

私が金銭教育活動を行っているNPO法人では、子ども対象の「親子おこづかいゲーム」のなかで、保護者向けに、「自立」と「自律」というメッセージを伝えています。 簡単に言ってしまうと、「精神的自律」と「経済的自立」です。 子どもが20歳、30歳という節目を迎えるときに、親も子離れできているのか考えてみたいですね。 「子育ては親育て」という言葉もありますから。

 

 

老後は、毎日が日曜日で悠々自適?

老後は、毎日が日曜日みたいなもので「悠々自適な生活」って憧れた時代も過去のものになったのでしょうか。 悠々自適な生活というのにも生活の基礎となる収入面での裏づけが必要ですが、肝心の年金に対する信頼性が揺らいでしまっては不安ですね。 「定年を迎えてもまだまだ元気、これまで時間がないためにあきらめてきたたくさんの趣味やスポーツなど、思いっきり楽しみたいな」という活発な夫がいる一方で、「仕事があるなら、元気な間はずっと外で働いて欲しい」という妻も多いのが現実です。

 

定年で退職した人たちの多くが自分たちの欲していたものは長期休暇だったことを知る

 

「悠々自適」=「贅沢」ということでもないはずですし、「自由な時間」を贅沢だと感じる人もいれば、「潤沢なお金」こそ贅沢だと感じる人もいるでしょう。 いずれにしても、それぞれのライフスタイルということになってきそうですが、住宅ローンの返済や教育費用の負担から解き放たれた老後の生活設計ですから、「自分らしい暮らし」を送りたいというのは誰しも共通の願いなのかもしれません。

自分らしい老後の暮らし方

老後や定年とはいっても、これからの時代は、それまでの生活をリセットして全く違った第二の人生がスタートするというよりも、 少しずつ時間をかけて第二の人生に移っていくというイメージのほうが近いようですね。 現役時代よりも年収は大幅に少なくなるが、その分、自分の時間が増え、自分らしい暮らし、地域住民として地元に溶け込んでで過ごすことが増えるというのも「贅沢」だと思いますがいかがでしょうか。

 

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自分らしいお金の使い方

初売りで人気の「福袋」も、ますます過熱しています。 初詣と同じように、初売りの行列もすっかりお正月の定番となりました。 動物園飼育、横綱白鵬に会える…など”体験型”福袋が人気 関西の初売り

初詣

いえ、過熱しているというよりも、多様化する消費者ニーズに対して、涙ぐましい努力の成果ということでしょうか。 根強い節約志向の一方で、「こだわり消費」にも注目が集まっています。 「価格が安くなければ売れない」という消費とは対極ですが、「高くても本当に価値があるものは売れる」という消費スタイルですね。 「自分らしさ」をキーワードにした価値基準により、商品の選択も多面的になり、購買行動も自立しているということでしょう。

 

「節約ばかりでストレスが溜まり、数ヶ月後には散財してしまった」

 

というのは、よくある話です。 余計なストレスを溜めないためには、財布の紐を「締める」ところと「緩める」ところ、緩急というのは必要だと思いますが、それは長期的な家計管理にも当てはまります。 自分らしいライフスタイルを実現するために必要な、予算面からのアプローチですね。 将来実現したいライフイベントについての予算を考えると目標設定ができます。 そこから逆算して日々の家計管理に生かしていくと、お金の使い方にも緩急をつけることができます。

 

自分らしいライフスタイルを実現するための長期的な展望がはっきりしていれば、「欲しいモノ」と「必要なモノ」の区別ができ、お金を使う場合の優先順位を考えることができるようになります。 お金の使い方にメリハリをつけて、「本当に欲しいモノ」を確実に手に入れるようにしたいですね。

 

自転車通勤の功罪

インターネットサービス「はてな」の、自転車通勤への取り組みです。

自転車通勤に月2万円の手当て「はてな」が「健康」のほかに得たもの

健康面やエコといった点では、誰しも納得の取り組みですが、この記事でもわかるように制度導入には企業側の努力も必要ですし、会社から交通費の支給を受けている場合であれば、「交通費を浮かすために自転車で通勤しよう」という安易な発想は危険ですよ。

 

電車通勤の時間を大切にする人もいるでしょうし、電車通勤が苦痛でしかない人もいるでしょう。 メリットもデメリットも混在しますが、毎日のこととなると習慣からも自転車で通勤できる人ばかりでもなさそうです。 私なんかは慢性的に運動不足ですから、あこがれなくもありませんが、徒歩圏内の通勤なので、そこは休日の健康管理として考えるべきかもしれません。(汗)

自転車通勤

自転車通勤となると、「労災問題」がどうなるのかも気になるところですが、最近は、自転車による重大事故がニュースになることも多いので、「自転車で颯爽と通勤する」というイメージ先行ではなく、しっかりとリスク管理をしておきたいですね。 こんな恐ろしいニュースもありました。

「自転車」の事故で「免停150日」 賠償金5000万円のケースも

このように、自転車に限ったことではなくても、自分が被害者になるケースはもちろん、加害者になってしまったときの賠償責任についても普段から対策を講じておくべきです。 賠償責任については民間の保険商品でカバーできる部分もありますから、契約中の保険の補償内容を確認することや、示談交渉サービスといったことまで含めてしっかりと準備をしておきたいところです。

 

あと、これは通勤中に限りませんが、「飲酒」についても安易に考えている時代ではなくなりました。 自転車通勤で仕事帰りに会社の近くで同僚と一杯とか、休日に自宅近くの居酒屋に自転車でというのも避けなければいけません。 飲酒運転による自動車の重大事故が相次いだために道路交通法が改正され、今どき飲酒運転を軽く考える人はいないと思いますが、自転車についてはどうでしょうか。 自転車も「車両」です。 ルールやマナーを守ることは当然ですが、あとで「しまった!」とならないように万全の注意が必要ですね。

 

今年こそ家計簿をつける?

キャンドルウィックという会社が実施した、女性のライフスタイルに関する調査の一環として、新年の過ごし方や慣習についての意識調査の結果、新年に「目標」や「決意」を決める女性は、新年の伝統的行事や慣習にも熱心である傾向が見られたようです。 「一年の計は元旦にあり」という言葉もありますが、みなさんはいかがですか?

「今年こそ、家計簿をしっかりとつけよう」と、毎年のように決めるのに、なかなか続かなくて……、という人も多いようですね。 あまりにも決意が強すぎて、完璧に家計簿をつけることが「目的」になっていませんか?

初日の出

ライフプランを考える場合には、まず最初に家計の現状を把握することから始めます。 家計の現状を把握するためには、家計簿をつけていることが役立つケースもあります。 つまり、家計簿をつけることが「目的」ではなくて、家計を把握することが「目的」だとしたら、家計簿はそのための「手段」であり、「ツール」のひとつですね。 つまり、家計簿の使い方も目的によりさまざまです。 家計では、1円単位までピッタリと合わせることよりも、まずは、だいたいでもいいから続けることのほうが大事だと思いますがいかがでしょうか。

 

一年を通して、わが家の支出のおおまかな傾向がつかめれば、とりあえず当初の目的は達成できます。 あとは、問題だと考える支出項目について、例えば「通信費」について細かくチェックを続けるなどして、改善策を見つけていきたいですね。 とか書いていると、節約モードになってしまいますが、私は、家計簿の専門家ではありませんし、節約アドバイザーでもないので、ライフプラン相談の専門家として少し……。(笑)

 

家計簿をつけるのか、つけなくても良いのかということでは、やはりつけるべきだと思います。 そして、わが家の家計の年間収支・月間収支についての傾向がわかるまでは続けましょう。 とりあえず、ここまでくれば当初の目的は達成です。 あとは、わが家のライフスタイルから、どの支出項目を優先したいのかを考えてみたいですね。 つまり、「使うところ」と「締めるところ」を考えた、メリハリのある家計を目指してもらいたいです。

 

家計簿をつけることが「目的」になってしまい、頑張って続けることができたことで達成感を味わっても、その貴重なデータを生かすことができなければもったいないです。 年間の現金収支を把握することに慣れてくると、将来のライフプランの予算についての誤差が少なくなります。 貯蓄目標を持つことや、節約についての意識も変わってくるはずです。 家計簿をつけることの「目的」を考えて、自分らしい家計管理の方法を見つけたいものです。

 

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変化の時代に求められる「フレキシビリティ」

自宅にある懐中電灯ですが、乾電池のスペアは大丈夫ですか?

単1~単4乾電池どれでもOK パナソニックが”究極の防災ライト”

「いざというとき、そこらへんにある余った電池ですぐに使える」というのは、意外に大切なことかもしれません。 「ありそうでなかった」商品ですね。 「防災の日」は9月1日ですが、防災関連グッズのお手入れを忘れた人は、年末の大掃除といっしょに済ませておくとスッキリしますね。 どの乾電池でも1本で点灯するという柔軟性は、「普段はあまり使わないが、急に必要になるかもしれない」という懐中電灯のようなモノにはピッタリです。 逆に、普段から常にお付き合いしているからこそ、フレキシブルな考え方が求められるものもあります。

フレキシビリティ

それは、私の専門でもあるライフプランに関わってきますが、そのなかでもマネープランの領域です。 特に、住宅ローンや生命保険のように、長期間のお付き合いが必要なものです。 積み立て方式の個人年金なども同じですが、長く付き合っていくという前提にあるものほど、その前提条件の変化についてフレキシブルなものかどうかということが重要になってくるのです。  長く続けるものだからこそ、ライフスタイルの変化などによって、場合によっては大きくな修正が必要になるプランなのか、よほどのことでもない限り修正が不要なプランなのか、将来のことはわかりませんが、プランを決めるときにはいろいろな可能性について考えておくことが大切です。

 

変化が激しく、先の見通しを立てにくい時代だからこそ、フレキシビリティが求められます。

 

「こんなことがあるかもしれないが、そんなときには、こんな方法もある」っていう複数の選択肢や、心の準備とか、いざというときに慌てないためには必要ですよ。

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