家計のダイエットもTwitterで?

Twitterも使い方次第で、ダイエットに効果があるという研究成果が明らかになりました。 なるほど、ダイエット最大の難関は「継続性」かもしれませんから、モチベーションの維持に加えて周囲からの応援メッセージが頼れる味方になるのかもしれませんね。 実際、日々の体重をTwitterに投稿するアプリもあります。 Twitterアカウントを実名にしている人なら、より緊張感が高まりそうですね。 また、Web上で毎日の体重や食事のメニューを記録し、ダイエットや健康管理に生かすというサイトもあります。

イートスマート

サイトの特徴として、公開範囲を選べる日記が用意されていたり、体重だけではなく毎日の食事からカロリー摂取量も簡単に記録できたりといった優れものです。 こうした工夫も、ソーシャルな場を上手に利用することに、ダイエットの継続性を高めるという効果があるからでしょうか。

つぶやくダイエット

継続性が求められるという意味で、ダイエットと同じようになかなか難しいことって、もうひとつ、思い出しませんか? そうです、家計簿です。(笑)

 

おこづかい帳代わりに、日々の支出をTwitterに記録している人もいるようですが、もちろんその場合は、ツイートを非公開にしている人がほとんどでしょうね。 少し探してみたら、家計簿関連のBOTやハッシュタグもあるようです。 ただ、実名のアカウントとなるとお金のことですから、体重を公開するのと同じように日々の支出金額を公開するとなると、やはり運用は難しいですね。 冒頭の研究成果は、実名でつぶやくことの緊張感や、フォロワーさんからの支持によって成果に違いがありそうだということですから、家計簿専用のアカウントを作って、別々に運用するという方法もあるでしょうか、いえ、やっぱり面倒ですよね。

 

そっか、家計簿代わりにTwitterを使うのではなくて、「家計簿を頑張ってつけている」とか、「家計簿がなかなが続かない」といったつぶやきに反応して、「家計簿を続けているあなたはエライ!」「もうすこし頑張ると、きっといいことがあるよ!」「応援しているよ!」なんていう、応援メッセージをリプライしてくれるBOTがあれば良さそうですね。 あるのかな? なかったら作っちゃいましょうか。 いえ、作り方を調べることろから始めないといけないのですが。(汗)

 

家計簿はつけることが目的ではなく、家計の現状を知るためのツールです。 家計の現状を把握することが目的ですから、「だいだいの傾向」をつかむまでは続けることが必要ですね。 ただし、目的から考えると、1円単位までぴったり合わせる必要はありませんから、ゆる~くでも自分らしく続けられる方法を見つけたいですね。 まずは、1年間の家計の収支について、だいだいの傾向がわかるまで続けば、きっと新しい発見がありますよ。

 

 

たまには「パッと使う」作戦

「世界一高い駅ビル」としてギネス申請を検討しているという、景気のいい話題を提供してくれる大阪「あべのハルカス」は、今年6月の一部先行開業したあとで、2014年春に全面開業の予定です。 昨年の夏に高さ300メートルに達し、横浜ランドマークタワーを抜いて日本一の高層ビルになりましたが、すでに大阪では圧倒的存在感です。

存在感を見せ始めた”第三極”阿倍野・天王寺 あべのハルカス、6月先行開業

東京では、活況を呈しているスカイツリー・ソラマチ、東京駅に続いて、渋谷はヒカリエでしたっけ? そうそう、松坂屋銀座店は今年の6月でいったん営業を終了し、銀座エリア最大規模の複合商業施設に生まれ変わる予定だとか。 長引く不景気をよそに、都心部の再開発ラッシュが続きますね。

“梅田流通戦争”最終局面 グランドフロント大阪開業 ルクアなど固定客確保に全力

阪急うめだ本店の全面開業、意外な苦戦が伝えられていたJR大阪三越伊勢丹も2階部分の改装を検討中、そして、それだけではありません。

阪神百貨店も建て替えへ 26年度にも

まだまだあります、中ノ島ツインタワーですね。 中之島フェスティバルタワーに続く、朝日新聞旧社屋のタワービルも2017年完成見込みと前倒しになったようです。 このタワービルには、あの名門リーガロイヤルホテルも移転を検討しているというニュースもありました。 また、こちらはまだまだ決まったことではありませんが、大阪府と大阪市は、大阪湾の人工島「夢洲」へのカジノ誘致に対して、2013年度予算に調査費を計上する予定だとか。

グランドフロント大阪の話題に戻りますが、今年の春に開業するのはあくまでも商業ゾーンが中心で、全体から見ればまだ一部です。 完成したどんなことになるのか、想像もできません。(汗)

「グランドフロント大阪」が4/26(金)オープン決定!ショップ&レストランのテナント全266点も発表

オフィスの需要はどうなんでしょうか。

近鉄の「本気」が勝る? オフィスの成約率の差、ハルカスVSうめきた

もう、何がなんだか……。(笑)

商店街

一方で、地元商店街は相変わらずです。 たくましく生き残っている商店街もありますが、都心部の商業ゾーンに比べるとさみしいというのには慣れてしまいましたが、これだけ開発ラッシュが続くと、また、さらに二極化してしまうのでしょうか。 身の回りの買い物をするのには、地元商店街も有難いのですが……。

 

ようやく、本題。(笑)

 

日々、節約を心がけていても、「日本初出店!」あの大人気店がいよいよオープン!とか聞くと、財布の紐がゆるんでしまい、あとで後悔ということもあるかもしれませんね。 後悔するなら、最初から逆の思考にしてみればいかがでしょうか。 頑張っている自分へのご褒美として、あらかじめ「予備費」として貯蓄とは別の袋を作っておく。 無計画に散財してしまうよりも、ずっと前向きだと思いませんか? ここぞ!というときに、思い切って「本当に欲しいモノ」を買う。 そしてまた、日々の節約を心がける。 節約も、ストレスばかりを溜めてしまうようでは精神衛生上よくありません。 楽しみながら長く続けられるように、自分に合ったアイデアを駆使して「お金も好循環!」といきたいですよね。

 

あと、身の回りの普段の買い物は、当然、地元のお店でするとして…、少し探せば、ユニークなお店や、スゴイ発見!といった、ゴキゲンなお店が地元で見つかるかもしれません。 通勤時の駅までの往復だけでなく、少しブラブラと歩いてみたり、時間にゆとりをもってご近所探索なども、たまには楽しいですよ。

 

 

今年こそ家計簿をつける?

キャンドルウィックという会社が実施した、女性のライフスタイルに関する調査の一環として、新年の過ごし方や慣習についての意識調査の結果、新年に「目標」や「決意」を決める女性は、新年の伝統的行事や慣習にも熱心である傾向が見られたようです。 「一年の計は元旦にあり」という言葉もありますが、みなさんはいかがですか?

「今年こそ、家計簿をしっかりとつけよう」と、毎年のように決めるのに、なかなか続かなくて……、という人も多いようですね。 あまりにも決意が強すぎて、完璧に家計簿をつけることが「目的」になっていませんか?

初日の出

ライフプランを考える場合には、まず最初に家計の現状を把握することから始めます。 家計の現状を把握するためには、家計簿をつけていることが役立つケースもあります。 つまり、家計簿をつけることが「目的」ではなくて、家計を把握することが「目的」だとしたら、家計簿はそのための「手段」であり、「ツール」のひとつですね。 つまり、家計簿の使い方も目的によりさまざまです。 家計では、1円単位までピッタリと合わせることよりも、まずは、だいたいでもいいから続けることのほうが大事だと思いますがいかがでしょうか。

 

一年を通して、わが家の支出のおおまかな傾向がつかめれば、とりあえず当初の目的は達成できます。 あとは、問題だと考える支出項目について、例えば「通信費」について細かくチェックを続けるなどして、改善策を見つけていきたいですね。 とか書いていると、節約モードになってしまいますが、私は、家計簿の専門家ではありませんし、節約アドバイザーでもないので、ライフプラン相談の専門家として少し……。(笑)

 

家計簿をつけるのか、つけなくても良いのかということでは、やはりつけるべきだと思います。 そして、わが家の家計の年間収支・月間収支についての傾向がわかるまでは続けましょう。 とりあえず、ここまでくれば当初の目的は達成です。 あとは、わが家のライフスタイルから、どの支出項目を優先したいのかを考えてみたいですね。 つまり、「使うところ」と「締めるところ」を考えた、メリハリのある家計を目指してもらいたいです。

 

家計簿をつけることが「目的」になってしまい、頑張って続けることができたことで達成感を味わっても、その貴重なデータを生かすことができなければもったいないです。 年間の現金収支を把握することに慣れてくると、将来のライフプランの予算についての誤差が少なくなります。 貯蓄目標を持つことや、節約についての意識も変わってくるはずです。 家計簿をつけることの「目的」を考えて、自分らしい家計管理の方法を見つけたいものです。

 

関連記事 「年間いくら?」の家計管理 「手段」と「目的」

 

iPS細胞と京と新薬

世界のスーパーコンピューター性能ランキング1位→事業仕分け→ランキング3位転落となった、スパコン「京」ですが、いよいよ本格稼働を開始しています。

iPS細胞+京=新薬開発の成功率2倍に 大日本住友製薬が試算

ノーベル賞で話題になったiPS細胞と合わせて、こういうところで活躍しているんですね。 世界的規模で大再編の進む製薬業界ですが、その理由の一つとして新薬開発に莫大な費用と最先端の技術が必要なことが、なんとなくわかるニュースですね。

 

新薬といっても、私なんかはいまいちピンとこないのですが、ジェネリック(後発医薬品)であれば、最近は身近なものになってきました。 もともと頑丈な体なので、お医者さんには縁遠いのですが、少し前に咳が止まらず、珍しくお医者さんのお世話になったときのこと。 処方箋を持って調剤薬局に行くと、しばらくして薬ごとの「ジェネリックを選べるリスト」をもとに説明を受け、「どうなさいますか?」と。 もちろん、選択可能なものは、すべてジェネリックでお願いしたわけですが……。(笑)

錠剤

費用的には、けっこうな違いがあって驚きました。 体調不良のなか、財布には優しい結果となりました。 厚生労働省もジェネリック医薬品の使用促進について積極的ですが、ジェネリックの問題点を指摘する医師もいるようです。 専門的なことはわかりませんから、たいした考えもなく、値段で選んでしまいますよね。(汗)

 

スパコン「京」の話題に戻りますが、これまでに何度か一般公開されています。 最先端の科学に触れる貴重な機会なので、チャンスがあれば参加したいと狙っています。 場所は神戸市ですから近くです。 独立行政法人理化学研究所 計算科学研究機構というお堅い名前ですが、Webサイトのイベントページをときどきチェックしています。 該当ページはちらです

 

備えとして有効な、家計の「体質改善」

スターバックスが都心部のオフィスビル内や駅ナカなどに、小型店の出店を始めるするようです。 コンビニやファーストフードがカフェに力を入れ始めたことに対抗することもあるようですが、メニューや従業員を大きく削減できることに加え、店舗面積も従来型店舗の半分程度に抑えることで、運営コストの削減や新たな出店候補地を確保する意味があるようです。 カフェの市場は順調に拡大していますが、業績が順調なスタバといえども競争激化に備えて、新たな低コスト戦略を取り入れるということでしょうか。

 

本業が順調なうちに、次の展開を考えていく必要があることは、経営戦略面でも大切なことですが、個人の家計分野でも、コストを意識することが必要な時代になっているように感じます。 「慢性的に高コストな家計」では、将来に備える貯蓄が思ったようにできないという側面がありますが、「本業が順調」つまり「順調に収入が増えている」うちはそれほど危機感もなく、大きなライフプランの変化に直面した場合の「備え」として不安が生じるケースがあります。

体質改善

会社の業績不振やリストラといったことだけでなく、配置転換や転勤もきっかけになるかもしれませんし、家計の支出を大きく削減する必要があるとき、ムダと割り切って切り捨てることのできる支出項目はあるでしょうか。 今は、家計に占める通信費の大きさに頭を悩ませるケースが多いと思いますが、一人一台保有になった携帯電話というか、最近ではスマホやタブレットの登場で、一人複数台という時代になっています。 「いざというときには、手放せばいいや」というのは、意外と、心情的な痛みを伴うこともありますし、購入した住まいや、子どもの教育進路のように、急な軌道修正が難しい支出も多いです。

 

「なかなか、思うように貯蓄ができないな~」

 

という期間が長く続くようであれば、高コストな家計になってしまっている可能性があります。 そして、収入減という問題に直面した場合には、収入が多い家計ほど問題が大きくなることが考えられます。 恵まれた収入をもとに、それまで順調に「貯蓄」という「備え」ができていれば、乱暴な支出削減を強いられるまでに至らないかもしれません。 一度、手に入れた便利で豊かなライフスタイルの一部を手放すというのは辛い側面もありますから、漫然とやり繰りをするのではなく、やはり長期的な家計運営の視点が欠かせません。 「順調なうちに次の一手を」という、スタバのニュースが家計分野でも参考になりますね。

 

「いつ」「どんなお金が」「どのように必要になるのか」具体的に考えたことがありますか?

 

「年間いくら?」の家計管理

関西電力が創業以来、初めての全社員給与カット。

関電解剖(上)揺らぐエリートの誇り「事故していないのに…」

「平均790万円の年収が、16%カットの664万円」というのは、家計にとって大きなインパクトがあります。 1年間に100万円程度の貯蓄が可能だった世帯が、おそらく貯蓄ができない水準にまで収入が減ってしまうわけですから。

 

家計の状況を考える場合には、年間の現金収支について把握することが必要です。 日々の節約や家計管理については、家計簿レベルの目線が必要ですね。 それとは別に、家計全体について長期的な予測をする場合には、ファイナンシャルプランナーが家計分析に使用する、「家計のキャッシュフロー表」の考え方と同じように、年間の現金収支を把握することから始めるとわかりやすいですよ。

 

給与の年間支給額から、税金と社会保険料を差し引いた手取り金額が、1年間にわが家に入ってきたお金です。

(年間給与の手取り額) 500万円

(住宅ローン返済年額) 100万円

(その他生活費全部) 300万円

これだと、1年間に貯蓄が100万円増えている計算になります。 家計の将来を考える際、まずは、ここからスタートすると考え方がスッキリしますよ。 この例で、「いやいや、1年間に貯蓄額はほとんど増えていない」ということなら、300万円でやり繰りしているつもりの生活費が、実は400万円の支出になっていた…、ということですから。

お金

二人の子どもの大学進学時のために、総額で1千万円を貯蓄しておこう、という目標があったとします。 上記のように年間100万円の貯蓄が可能であれば、10年間で教育費の準備についてはゴールできます。 年間50万円の貯蓄額であれば、ゴールまで20年間という期間が必要になります。 将来、必要だと考えるライフイベントについて、少し具体的な金額を見積もり、そこから逆算することで現実的な対策を立てることができます。

 

収入が大きく減少した場合にも、年間の現金収支を把握しておくことで、家計への影響度について具体的に考えることができるようになります。 もちろん、現在のような経済環境が短期的なものであるように願いたいところですが、そうではなくても、家計の現状を把握しておくことはこれからの時代に必要です。

 

子どもの車についての選択肢

「日経ビジネス」10月29日号によると、独フォルクスワーゲンが新興国向けに新ブランドで超低価格車の発売を予定しているらしく、その価格帯は50万円前後と伝えられているようです。 昨年、大学生の子どもが免許をとったわが家としても、気になるニュースです。 日本でも、軽乗用車の販売シェアが過去最高になっているようですし、西欧諸国でも自動車の低価格志向が強まっているとか。

 

子どもが免許をとると、まず、驚くのは自動車保険料です。 運転者年令条件がそれまで35歳以上だったものを、単純に全年令担保にするだけだと、保険料は簡単に2倍くらいに跳ね上がりますから。 保険料を安くするだけのために、あれこれと工夫するうちに、肝心の補償内容が求める内容と大きく変わってしまうのも考え物ですね。(汗)

 

超低価格車とまではいかなくても、子ども専用の中古車でも……、いや、維持費を考えるまでもなく、かえって負担は大きくなるし……。(笑)

 

東京海上日動のちょい乗り保険というのがあります。 しかし、あれこれと細かい補償内容を比較検討していると、免責金額のところで、「う~ん」となってしまい、見送ったばかりでした。 と、考えていた先日のことですが、新たな選択肢を発見しました。

カーシェアリング

ライフプランラボの近くの駐車場で発見した、カーシェアリングの看板。

 

カーシェアリングって、もっと都心部だけのものかと思っていましたが、ご近所にも登場していたんですね。 まず最初に気になって調べたのが、自動車保険に関する内容。(大事なところです) 利用料に自動車保険料は含まれていて、免責金額もゼロ。 年に数回しか車を運転しない子どもなら、自家用車じゃなくてもカーシェアリングを利用すると、節約できた自動車保険料の範囲内で納まるかも!

 

選択肢が増えることはいいことですね。 とは言うものの、またまた、子どもと良く話し合ってみなければいけないようです。

 

※自動車の補償制度については、各カーシェアリングの会員規約ごとに違いがあります。 保険・補償の適用とならない場合や、一定のペナルティ料金の発生など、詳細については約款を参照するなど、ご自身で確認してください。

 

 

ビールを飲みながら、家計を眺めてみる

セブン&アイホールディングスが、新しいPBブランドのビール「セブンプレミアム 100%モルト」を新たに販売するというニュースがありました。 サッポロビールと共同開発したとのことで、国内メーカーのPBビールは初めてだそうです。 家庭で消費するビールの需要を喚起する起爆剤となるのでしょうか。

 

たまたま、家計調査の消費支出のデータを探していたところなので、酒類についても探してみました。 総務省家計調査年報平成23年度(総世帯)によると、1世帯当りの品目別支出金額はこのように推移しています。

平成16年 (消費支出全体)321万円 (うち食料)81万円 (うち酒類)4.00万円

平成17年 (消費支出全体)320万円 (うち食料)80万円 (うち酒類)3.96万円

平成18年 (消費支出全体)310万円 (うち食料)78万円 (うち酒類)3.80万円

平成19年 (消費支出全体)314万円 (うち食料)79万円 (うち酒類)3.94万円

平成20年 (消費支出全体)314万円 (うち食料)80万円 (うち酒類)3.93万円

平成21年 (消費支出全体)304万円 (うち食料)78万円 (うち酒類)3.80万円

平成22年 (消費支出全体)303万円 (うち食料)77万円 (うち酒類)3.80万円

平成23年 (消費支出全体)297万円 (うち食料)76万円 (うち酒類)3.66万円

品目別支出金額推移

平成16年を100として指数化してみると分かりやすいのですが、消費支出全体と比べてみると、食料全体の支出も、酒類全体の支出も、良く似た動きをしていることがわかりますね。 メーカーをはじめ、産業界の努力はもちろんですが、やはり厳しい家計のやり繰りから考えると、消費が大きく改善するためには、本格的な景気回復による収入増が必要なのでしょうか。

 

突然、大きく収入が減ったのであれば、大きくカットする品目も出てくるのかもしれませんが、これまで長い期間にわたって、ジリ貧ともいえる状況ですから、全体として家計のやり繰りを引き締めるにあたって、品目全体について少しずつでも財布の紐を固くせざるを得ないというイメージでしょうか。

 

ライフプランをもとに、将来の家計を予測・分析する際に、現状の家計についての状況を把握することは大切です。 前提条件として、現在の家計についての年間現金収支(キャッシュフロー)が必要だからです。 わかりやすく表現すると、「1年間にいくらのお金が入ってきて、いくら出ていきましたか?」ということですね。

 

家計簿レベルで月々の支出金額を管理することも必要ですが、家計全体の支出について、年間レベルで把握すること、そして、年間支出額ベースで目標設定をすることも大切です。 「1年間にいくらのお金が入ってきて、いくらのお金が出ていき、その結果、貯蓄がいくら増えました」 だいたいでも、その金額は合っていますか?

 

ビールは美味しく

1円単位まで完璧に計算する必要はありません、だいたいの金額で構わないので、1年に1度くらい、美味しいビールを飲みながらでも家計の現状を把握してみませんか?