老後を生きるのは、自分自身

「老後の生活設計に不安がある」というのがきっかけで、ご相談にお越しになる人も多いのですが、タイミングとしては子育てが一段落してリタイアの準備をという場合と、リタイア後しばらくしてからという場合もあります。 もちろん、退職後の生活設計を考えるには、早いほうがいいのは間違いありませんが、早すぎても情報不足の面があります。 お金の面だけではなく、まずは自分自身がどのような老後の生活を希望するのか、ということについて本当のところを考えてみたいですね。

 

すぐに答えが出ることばかりではありませんが、現役時代に多くの制限があったために自然とあきらめていた「何か」が、きっとあるのではないでしょうか。

別荘の門

 

退職金があれば、流動資産は生涯で最も大きくなっているかもしれません。 退職まで時間がある場合には、少しでも努力して資産形成をという気持ちもわかります。 資産を増やすにも、お金を使う目的や時期が明確になっているほうが安全です。 資産運用のリスクについては、資産運用を始める前にリスク管理についての準備が整っていることが必要です。

 

「健康で、それなりにお金に困らない普通の生活であればいい」という「普通」ですが、それは人によって違います。 「本当に求めていた暮らし」を実現するために、人生を振り返ってみませんか。 資産運用やリスク管理の方法はいくらでもあります。 しかし、その方法を決定するためには、自分自身のライフプランがしっかりと描けていることが前提です。 難しいことではありません。 まずは、やりたいことを全部書き出すことから始めましょう。

 

宝塚のファイナンシャルプランナー ライフプランラボ

 

 

第1回 持ち味カード体験講座を開催します

あなた自身の「持ち味」を発見して、キャリアプラン・ライフプランに生かしましょう。

持ち味カード(ビジネス編)を使って、少人数で楽しみながら自分自身に向き合うことのできる講座です。

自身のキャリアアップや、職場でのミーティングなどに……

企業内の研修や、強い組織づくりのために……

自分自身のたな卸し、自己分析に……

いろいろな使い道のある「持ち味カード」です。 まずは、講座で「持ち味カード」を体験してみませんか。

持ち味カード

 

詳細は、Facebookのイベントページ「持ち味カード体験講座」へ

持ち味カード体験講座へのお問い合わせ等は、こちらのフォームからどうぞ

 

「自分の持ち味を知る」ライフプランを考えるときにも役立ちます

 

 

第2回 ライフオーガナイザー入門講座を開催します

前回、開催してからずいぶんと時間がたってしまいましたが、日程の調整ができましたので第2回目の 「ライフオーガナイザー入門講座」を開催します。 もちろん、講師は前回と同じ、日本ライフオーガナイザー協会認定講師、家計オーガナイザー&ファイナンシャル・プランナーでもある長谷部敦子さんです。

Facebookのイベントページ 「ライフオーガナイザー入門講座」へ

「ライフオーガナイズ」って、ご存知でしたか?

単なる、収納や整理術ではなく、空間や思考、時間を整理する考え方が身につきます。

「なかなか、モノを捨てられない」

「いつも忙しくて、時間に追われている」

「やりたいことの優先順位が、なかなか決められない」

楽しいワークで盛り上がりながら、次の一歩を踏み出してみませんか?

ライフオーガナイザー入門講座

講師の長谷部さんのブログ”おかあさん”を楽しむ! 新米かあさんの【暮らし見直しスイッチ】

前回、開催時のブログ記事へ

ライフオーガナイザー入門講座へのお問い合わせ等は、こちらのフォームからどうぞ

 

ライフオーガナイザーの考え方、ライフプランニングにも生かせます

 

 

雨雲レーダー×ハザードマップ×リスクマップ

今年の夏も、猛烈な局地的豪雨や雷雨が猛威をふるっています。私の場合、天候の急変が予測される場合に、こんな便利なサイトを利用しています。

ウェザーリポートCh.

このサイトにある、「雨雲レーダーCh.」がすごく使いやすいです。

また、スマホのアプリでも、いろいろなタイプがありますね。 ちなみに、私が使っているのは…

Go雨!探知機-XバンドMPレーダー

ゲリラ豪雨の予測は難しいとされていますが、いろいろと便利なものが増えていますので、ちょっとした準備はしておきたいものですね。

天気の急変

 

雨雲レーダーの次は、事前に確認しておきたいハザードマップです。 ライフプランラボでは、火災保険のプランニングの際に、対象物件の地域についてハザードマップで確認しておくことはは欠かせません。

楽天の保険ニュース&リサーチのコラム「ハザードマップを見てみよう!」

私がよく利用している、兵庫県のハザードマップ

兵庫県CGハザードマップ(地域の風水害対策情報)

 

そして最後に、リスクマップです。 火災保険や生命保険のプランニングには、リスクマップを使って家計上のリスクを整理する必要があります。

リスクマップに関連する記事一覧

 

防災、減災については、家族で「前もって備えておく」ことも必要です。 具体的な対策を検討するときに、必要となる情報については、しっかりと確認をしておきたいものですね。

 

リスクマップを使うと、老後の資金計画についての考え方も整理できます。

 

 

年間単位の家計を把握する

「1年間にいくらのお金が入ってきて、いくら出ていきましたか?」という質問に、自信をもって即答できる人は意外に少ないものです。

会社員の人であれば、給与天引きの財形貯蓄や持ち株会と、生命保険料や従業員組合費などの違いについても、「いったん現金として入ってきて、それぞれの費目で支出した」というように整理して考える必要があります。 もちろん、財形や持ち株会は現金として家計から出ていったわけではありませんから、月々の積み立て貯蓄と同じように「出ていったお金」には入らないわでです。

(収入)給与収入の年間支給額から税金や社会保険料などを差し引いた手取り金額、つまり家計に入ってきた金額

(支出)使ったお金、つまり家計から出ていった金額

(貯蓄)収入から支出を差し引いた金額、つまり家計に残った金額

1年間の(収入)(支出)(貯蓄)、それぞれの金額についておおまかにでも把握できていますか?

「家計簿をつける目的」がはっきりしていて、継続できれば大きな誤差は避けられるようになるはずです。 毎月の支出額は一定ではありませんから、多少のデコボコはありますが、1年間のトータルで金額を把握しておくことは大切です。

 

年間いくら?

食費や水道光熱費、家賃や住宅ローン、子どもの教育費まで含めて、「1ヶ月に全部でいくら」使っているのか、合計金額を考えたことはありますか? 月々30万円だとすると、年間360万円になるはずです。 ところが、年払いの支出があったり、臨時の交際費があったりと、年間で合計すると考えているよりも金額が増えてしまうこともよくあります。

 

日々、月々の細かい支出ごと、家計簿レベルの目線以外に、1年間の家計支出全体を幅広く見渡してみて、「1年間に入ってきたお金と出て行ったお金、そして残ったお金、全部でいくら」という視点で家計を見ることができると、長期的な家計の将来についての予測がしやすくなります。 本当です。(笑)

 

ライフプランシミュレーション、家計のキャッシュフロー分析を用いた長期的な家計分析には、年間単位の現金収支を把握することが必要です。 その結果、「家計管理の目安」を手に入れることができますから、収入の増減や予想外の支出増などにも冷静に対応することができるようになります。 ちょっとしたことでお金に振り回されることのないように、「こうしていれば、わが家はだいたい大丈夫」という「ものさし」があれば安心です。

 

ライフプランラボ一番のお勧めメニューは、ライフプラン相談です

 

 

老後の、ぼっち問題?

まぁ、一人暮らしだと話す機会が少なくなるのもわかりますし、「社会的孤立」というのも、いささか大袈裟だと思いたいところですが……。(汗)

孤立する独居高齢男性 「2週間他人と会話なし」16% 厚労省調査 msn産経ニュース

やはり女性のほうが圧倒的に外出の機会が多いということでしょうか。 自治会、町内会、老人会と、地域にはコミュニティがたくさんありますし、そんな場所で活発に活動している高齢の男性も多いのですが、なんとなく、ママさんたちが経験した「公園デビュー」のようなものがありそうで、苦手意識を抱く人も多いのかもしれません。

 

町内の祭り

夏には、ご近所の「お祭り」のような行事があることも多いと思いますが、そうしたところへ出かけるにも、友達がいなければ楽しみも少なくなってしまいます。 例えば、毎日の散歩で、出会う人との挨拶がきっかけで友達になるとか、ペットを飼う者同士のおつきあいとかもありそうです。 ま、人生の大先輩に「友達をつくりましょうね」とかのアドバイスもどうかと思いますが。(笑)

 

ただ、元気な間はそれほど困ることがなくても、災害時や防犯といった面ではご近所のつながりって大切なものです。 健康面で不安を抱えるようになってから、急に友達づくりといっても難しいでしょうし、毎日誰かと話す必要があるとも思いませんが、ご近所付き合いってあったほうがいいでしょうね。 会社勤め時代に仲の良かった同僚くらいしか、じっくり話せる友達がいない……、というのもわかりますが、名刺や肩書きがなくなってからでも、本音で話せる友達がいたほうが、どうも良さそうです。

 

「平成47年には、世帯の4割が高齢化」というニュースもあります。 そのときには、私も立派に70代。(汗) 自営業であることと、地域のコミュニティで長い間ボランティア活動をしているので、ずっと先輩の高齢の方ともお話しできる機会には、おかげさまで恵まれています。 ただ、私の場合は、家に居るのが嫌いではないタイプです。 毎日でかけるかどうかは別にして、やはり老後も「自分らしい暮らし」、ライフスタイルを実現しながら、自分のペースで周りの人ともコミュニケーションをとっていければいいなと思います。 思い立ったらすぐにできる!ということでもありませんから、少しずつでも準備を始めたいですよね。

 

リタイア準備のご相談も、経験豊富なライフプランラボへ

 

豊かで安心な暮らしとお金

ライフプランラボのある宝塚市では、各小学校区ごとにまちづくり協議会という団体が設置され、協働のまちづくりとして各地域内でボランティア活動をしています。 私自身も、地元地域のまちづくり協議会コミュニティ末広の一員として、できる範囲でお手伝いをさせていただいております。

 

本日は、お隣の宝塚西山まちづくり協議会さんが、定期的に開催していらっしゃる「にしやまクラブ」という勉強会にお呼びいただいて、2時間ほどお話しをさせていただきました。

豊かで安心な暮らしとお金

 

タイトルは、「豊かで安心な暮らしとお金」として、ライフプランを考えることの大切さについてでしたが、参加者の皆さんは、普段から活動を通じてコミュニケーションもばっちりですから、私自身も楽しい時間を過ごすことができました。

 

後半は、相続、遺言などのレアケースを交えたりしながら、終活の話題へ……。 「終活」「平穏死」「尊厳死」「リビングウィル」「遺言」「エンディングノート」「任意後見」と、いっけん、暗いキーワード満載でしたが(汗)、あくまでも自分らしい人生の後半部分をすごすために、いろいろな選択肢があるんですね~、という視点でお話しをさせていただきました。

豊かで安心な暮らしとお金

 

盛りだくさんの内容でしたが、最後のおやつタイムもご質問が途切れることなく無事に終了しました。 今週末、来週末は、市内のまちづくり協議会では夏まつりを控えているところがほとんどです。 今年は早い梅雨明けで天気の心配はなさそうですが、熱中症に注意しながら楽しみたいですね。 っと、珍しく地元ネタでした。(笑)

 

たかがシミュレーション、されどシミュレーション

自分自身や家族が希望する「生き方・暮らし方」を実現するためには、ライフプランニングが必要です。 ファイナンシャルプランはあくまでもライフプランを実現するための手段にすぎませんから、まずは、しっかりとライフプランについて考えることが大切です。 子どもの教育、住まいのこと、家族のイベント、趣味や生きがい、老後の暮らしというように、たくさんの夢や希望について考え、できるだけ多くのライフイベントを実現するために必要なことを具体的なプランとして形にしていくことです。

 

もちろん、ライフイベントを実現するためには、予算を考えることが必要です。 しっかりとした予算にもとづいて、長期的な家計の裏づけを試算していく作業になります。 この作業がライフプランシミュレーションです。 シミュレーションの結果、長期的な家計について具体的に予測することが可能になります。 グラフは、貯蓄残高の推移予測(ブルーの折れ線グラフ)ですが、このグラフで確認しながら作業を進めていきます。

貯蓄残高推移予測グラフ

 

長期的な家計予測ですから、シミュレーションの前提条件が少し変化するだけで、大きな誤差が生じることも考えられます。 つまり……

 

「絵に描いた餅」

 

絵に描いた餅になってしまっては、意味がありません。 ライフプランラボでは、いろいろな相談業務でライフプランシミュレーションを多用しています。 せっかく完成したプランが絵に描いた餅になってしまわないように、前提条件が変わることによって、将来の家計にどのような影響がでるのか、また、その際にどのような判断が必要なのかについても丁寧にご説明しています。 いずれも、貯蓄残高の予測グラフで確認しながら進めると非常にわかりやすく、具体的なイメージとして認識することができます。

 

将来にわたって変化することを前提にしたライフプランシミュレーションですから、変化にも柔軟に対応できるようでなければいけません。 また、ご相談者自身が、変化に対して敏感に反応できるようにしておくことも大切です。 そのために、ライフプランラボでは家計管理のポイントとして、年間単位の家計収支を把握することをお勧めしています。 難しいことではありません。 「1年間に現金がいくら入ってきて、いくら出ていったのか」年間単位で把握しておくと、いつでもライフプランシミュレーションに戻って、簡単に確認することができるようになります。

 

運用を市場の動きに委ねたり、難しい状況判断を強いられたりすることなく、わが家の家計についてしっかりと状況を把握しておき、変化にも早めに対応できる状態を維持できるようにしておくことが最も大切だと考えているからです。

 

たかがシミュレーション、されどシミュレーション

 

せっかくのライフプランニングを「絵に描いた餅」にしてしまわないように、経験豊富なライフプランラボにご相談ください。

 

 

何歳まで働かないといけませんか?

共働き世帯の妻からのご相談の際、ときどきあるのが「家計のことを考えると、私は何歳まで働く必要があるのか知りたいのですが」というものです。 逆に、今は専業主婦だが、「家計のことを考えて働こうと思うのですが、どんな働き方が必要でしょうか」といったご相談もあります。 今回は前者の場合、特に、夫婦とも正社員を前提に考えているケースについて考えてみます。

 

夫婦共働きの世帯の特徴としては、「忙しい」ことです。 特に子どもが小さい間は、いろいろと大変です。 もちろん、子どもがいてくれるおかげで頑張れるということもあるでしょう。 しかし、普段から家計の細かいことまで、じっくりと考えている余裕はないのかもしれません。 ダブルインカムということで、家計にゆとりがあればなおさらですね。

 

しかし、冒頭の「何歳まで働かないと……」という状態は、「仕事が辛い」ということの裏返しでしょうから、当初の計画にはなかった途中で退職するということに対して、家計上の不安があるということですね。 こんなケースでも、家族のライフプランを考えることが問題解決の手がかりになります。

ワークライフバランス

 

「○○しなければならないから、働き続ける」よりも「○○したいから、働き続ける」と考えたほうが精神的にも楽になるのは当然ですが、現実にはそう簡単なことではありません。 そこで、「○○したいから」をもっとはっきりと意識できるまで具体的に考えることが必要です。

 

ライフプランシミュレーションでは、将来、希望するライフイベントについてできるだけたくさん挙げるべきです。 「どうせお金の問題でムリだから」と簡単にあきらめてしまうのではなくて、最初はとにかくたくさんの夢を掲げることから始めます。 たくさんの夢や希望というライフイベントについて、予算をたてながら将来の家計の様子をシミュレーションし、その結果を比較しながら実現できる可能性を考えていきます。

 

「トレードオフ」ではありませんが、「手に入るものと失うもの」の関係を生活設計の面からイメージできれば、家計にもメリハリが生まれます。 キャリアといっても、仕事だけを考えるのではなくて、もっと広く、もっと長く、キャリアプラン=ライフプランという視点で考えてみると少し考え方も変わってきますよ。 というか、「少し、気持ちが楽になる」ということかもしれません。

 

もちろん、答えは人それぞれ。 「やはり、今すぐに辞める」「あと10年だけ頑張る」「当初の予定どおり退職まで働く」 今、すぐに結論が出せる場合ばかりでもありませんが、たくさんの選択肢と価値観に出会うだけでも、気分的には大きく変わります。 ライフプランを考えることは、キャリアプランを考えることでもありますから。

 

相談業務中心のライフプランラボには、たくさんの答えがあります。

 

手軽に始められるエンディングノート

過去の主なニュースを振り返りながら、「あ~、そんなこともあったな~」と、自分自身の人生を振り返るのも楽しいものかもしれませんね。

自分史を書いてみよう msn産経ニュースwest

「遺言書の準備なんで、関係ないよね」という人も多いかもしれません。 「遺言書がないと、確実にトラブルが大きくなりそうですね」というケースはもちろんですが、それほどではないケースでも、遺言があることがいろいろなメリットにつながることもあります。 ただし、安易に書いてしまうと、問題を大きくしてしまうこともありますから、注意は必要ですよ。

 

「遺言」はなかなか敷居が高い。 そっか、最近はエンディングノートというのも良く聞くし、それなら挑戦してみようかな。 日記のように始められるかな?

エンディングノートも日記のようなもの?

 

日記のように、真っ白な状態からでは、さすがに難しいでしょう。 いくつか手にとってみて、始めやすいものを選ぶことが大切ですね。 備忘録とか、書きやすそうな場所からスタートすればいいのかもしれませんが、なかなか考えがまとまらない部分もありそうです。 まずは、自分自身の「棚卸し」というか、人生を振り返ってみることも筆をすすめるきっかけになりそうです。

 

そんな場合には、冒頭のニュースにあるような、「自分史」もいいかもしれません。 過去のニュースをきっかけにして、忘れていたことを思い出したり、リタイア後の人生の目標を見つけたり、新たな発見があるかもしれません。 リタイア前後のタイミングとしては良いアイデアだと思いました。 私なんかも、まだ早いかもしれませんが、手にとって振り返ってみたいですから。(笑)