「ひきこもりのライフプラン」講演より
2018年11月23日の講演会 「ひきこもりのライフプラン」 ~親子二世代の生涯設計、家計、相続、支援について~ 簡単に内容を振り返っておきたいと思います。
まず、レジュメ(スライド)のタイトルを順に……
- ライフプラン相談でよくあるきっかけ
- 問題解決の手順
- ライフサイクルと家計との関係
- ライフイベント表
- ライフプランと家計分析
- ライフプランの意義
- 平均寿命と平均余命と健康寿命
- 親と子のライフプランを考える
- いわゆる「親なき後の不安」
- 親が感じる「不安」とは
- 不安の原因
- 親子二世代にわたるライフプランニング
- まずは親のマネープラン
- 収支の均衡
- 家計の不均衡が起こると
- 子のマネープラン
- 子の生涯収支が不均衡になる予想の場合
- 相続と争族
- 遺産分割対策
- さまざまな「支援」を利用しよう
- 宝塚市の支援について
- 親子二世代のライフプラン(ケース1)
- 親子二世代のライフプラン(ケース2)
- 最後に
以上のような構成でお話しをさせていただきました。
(2018年11月23日 宝塚市立西公民館セミナー室)
親子二世代にわたるライフプランについては、二つの事例によるキャッシュフロー分析をご紹介しました。 もちろん、これはあくまでも現状分析の第一歩です。 ここから、どのような対策が可能か模索していくわけですね。
ライフプランを考えることで、「お金に関すること」以外にも、子の「基礎生活力」や「地域での自立」など、長い時間をかけて準備しておきたいことが浮かび上がってきます。
ちなみに、二つの事例でご紹介した、親子二世代にわたる貯蓄残高の推移予測グラフがこちらです。
最後は少し駆け足になってしまいましたが……
やはり、「親なき後の問題」は、「親なき前の課題」です。
まずは、「漠然とした不安」を「ハッキリとした不安」に変えること。 現状を把握することができれば、希望するライフプランを実現するための手段はみつかるはずです。 これは、きっかけが何であれ、全てのライフプラン相談で同じことです。
穏やかな気持ちで日々の暮らしを送るためにも、まずは「親のライフプラン」からすぐにでも始めましょう。 将来希望する、「生き方」「暮らし方」について考えるのは、特別なことでもなんでもありませんから。