「相続」は、誰もが経験すること
1年を振り返るには、まだ少し早いのかもしれませんが、今年は、とにかく「相続」がよく話題になりました。(自分比) もちろん、来年(2015年1月)の相続税改正をふまえてということです。 特に、相続税の基礎控除については影響が大きいことが誰にでも予測できます。 さて、そこで「相続対策」の出番というわけですね。
先日も、「相続」をテーマにして90分ほどお話しをさせていただく機会がありました。 「相続対策って、お金持ちのためのものでしょ?」とは言っていられなくなる。 というようなイメージが膨らんだのも、今回の相続税改正の影響でしょう。 その場でも、話題のひとつとしてお話しをしたのが、「相続対策」は「相続税対策」のことだけを指すわけではありません、ということです。
今回の、相続税の改正で、「相続税の申告」が必要になる人は増えると思いますが、相続税の納税が必要かどうかは、もう少し踏み込んで考えないといけません。 相続税については個別具体的な話しになりますが、そもそも、「相続」というのは、資産家に限らず誰にでも起こりえることのはず。 生まれたからには、両親それぞれの相続を誰もが経験するはずです。
相続税のことを考えることも場合によっては大切なことですが、もっと幅広く、「相続」全般について考えておくことはもっと大切です。
相続税について気になるようであれば、一度、相続全般について考えてみるよい機会です。 相続税のこと以外にも、事前に準備しておくことで相続人の負担が少なくなることはたくさんありますから。
最も大切なことは、「相続についても、被相続人や相続人のライフプランを基本に考えること」です。