ライフプランとキャリアプランはセットです
ライフプランラボでは、希望する「生き方・暮らし方」という表現をよく使います。 家計簿レベルの分析も大切ですが、節約にも限度がありますし、家計について考えるときには節約以外にもアプローチするべきところがたくさんあるからです。 将来、手に入れたい「生き方・暮らし方」、たくさんのライフイベントを中心にしたライフプランを考えるところから始めましょうということです。 節約するところ、切り詰めるところばかりを考えるのは切ないものです。 どうせなら、やってみたい事なんかもたくさん候補に挙げ、実現の可能性をどんどん探ってみたいものですよね。
やりたい事を実現するためには、家計の裏づけが必要です。 家計の収支を改善するには、支出を減らす以外に、収入を増やすことを考えることも必要です。 しかし、収入を増やすなんて、簡単なことではありません。 もちろん、「お金にも働いてもらおう」なんて、運用を推奨するわけでもありません。 将来、実現したい大切な夢や目標を、どうなるのかわからない運用リスクにさらすこともありませんしね。 (資産運用のリスクについてはまた別の機会に)
さて、「収入を増やす」ということですが、「転職して収入アップ!」とか、「ここは、起業して勝負しようか!」なんてことではありません。 たとえば、「主婦が家計を助けるためにパートに出る」というありがちなケースであっても、できれば、将来の働き方を見据えてパート先を選別したいということです。 もちろん、主婦の働き方だけではありません。 「定年制度」は大きく変わっていますから、男性についても将来の働き方について考えておく必要があります。 定年制度や退職金制度が大きく変わっても、あまり実感がないためか、将来の収入の変動について具体的には理解できていないという人は多いです。
男女、立場を問わず、「生き方・暮らし方」を考えるときには、「働き方」も考えることが必要な時代になりました。 いつまで、どんなペースで働くのか。 大げさなことではなく、ライフプランを考えるときには一緒に考えておきたいことです。