要介護認定調査
ライフプランラボでは、終活カウンセリングに関する相談メニューの導入を準備中です。 ファイナンシャルプランナーとしての実務経験をもとにしながら、各分野の専門家と連携したサービスも検討しています。 また、現在、私が注目しているのは、「早めの準備」です。
「何ごとも、早めの準備が望ましい」とはいうものの、全てを早いうちから決められるわけではありません。 例えば、エンディングノートも同じです。 書き始めたからといって、「最後まで完結しなければならない」ということではなく、「書けるところから、書き始めてみる」ことが大切だと感じています。 具体的に書けない部分についても、書こうと継続して考えることで、普段からの意識づけが変わるからです。
医療や介護に関することも同じです。 特に、要介護認定の申請については、「早めの準備」が大切です。 「要支援」については、厚生労働省で大幅な見直しが検討されていますが、「早めの準備」で考えると、介護予防や自立支援といった本来の目的から疑問を感じてしまいます。 ただ、健康保険と介護保険との区別について、はっきりと把握できている人は意外と少ないように実感していますので、「要支援」も含めて、介護認定の申請について具体的に考えてみることも、やはり「早めの準備」としては必要なことです。
「要支援」「要介護」と認定されると介護保険のサービスが受けられるということは誰しも知っているでしょう。 しかし、「要支援」「要介護」と認定される、具体的な状態というのは、軽度であればあるほど気づくことが難しいように思います。 早めに「要支援」認定を受け、介護予防のサービスを受けられるようにしておきたいものです。
要介護認定の申請前に、「果たして、今の状態で介護認定の可能性があるのだろうか」という疑問は、「要支援」であれば当然あると思います。 実際には、要介護認定を申請したあと、訪問調査員による要介護認定調査というヒアリング調査が行われます。 「要介護認定調査では、どのような質問があるのか」ということについて、おおよそでも把握しておくと、そのときに慌てなくても済みそうです。 機械的な質問だけではなく、申請者本人や家族が「困っている、不便に感じている」ことや、「望んでいる」ことなどについて、正確に伝えられるような準備も大切です。
先日、介護認定申請直後というご相談者に、要介護認定調査のロールプレイング(?)を体験していただきました。 質問項目は多岐にわたります。 すらすら答える必要はありませんが、「上手く答える」ということではなく、「正確に伝える」ためには、やはり準備しておいたほうが安心だと実感しました。 また、実際に介護認定の申請なんて、まだまだ関係ないという世代でも、親の介護を考えることになるかもしれない子ども世代でも、「要支援・要介護」がどのような状態で認定されるのかについて、具体的に想定できるというメリットもあります。 つまり、介護サービスを受けられるようになったときに、スムーズに手続きを始めることができるようになります。 ライフプランラボの「終活カウンセリング」のメニューとしては、まだ正式にはスタートしていませんが、お問い合わせいただければ今のところは「体験版」としてご利用可能です。
正式な相談メニューへの記載はまだですが、お気軽にお問い合わせください