牛丼で思い出した、「高値おぼえ、安値おぼえは損のもと」

吉野家の牛丼が、一気に100円も値下げしたようですね。 いつまでも安値競争ばかりで大丈夫なの? って、私が心配することでもありませんが。 並盛が280円と100円も安くなるって、お客さんにとっては相当なインパクトですよ。 しかし、ライバル会社も同じような値段設定だということで、いったいいつまで続くかと考えてしまいますね。

 

安値競争には、必ず終わりがあります。 「食の安全」が叫ばれるなか、当然ながら品質維持には慎重だとは思いますが、いくら値下げしても限界があるなか、企業努力もすさまじいですね。 消費者にとっては、有難いことは間違いありませんが、企業サイドからみてよいことなのでしょうか。 大賛成!というよりも、やはり心配してしまいます。 何度も書きますが、私が心配することでもありませんが。(笑)

牛丼といえば

 

「高値おぼえ、安値おぼえは損のもと」 という相場格言があります。

簡単に説明してしまうと、「保有している株が上昇してきたので、売り時を探している間に大きく値下がりしてしまい、その後、反転上昇に転じてきたけれども、前の高値が記憶に残っているためになかなか売却できず、結果的にさらに値下がりしてしまった」というようなことです。 もちろん、買いたい銘柄があるときに買い場を探していて「安値おぼえ…」という逆のパターンもあります。

 

牛丼も、大きく値下げしたときにはインパクトがあっても、その値段に慣れてしまえば……、ということもあるでしょうし、ギリギリまで安値販売をしていても、原材料の高騰などによって値上げせざるを得なくなったときの反動ってどうなんでしょうか。 牛丼の場合は競合会社も一斉に安値競争の様相ですが、よく比較されるように、マクドナルドとモスバーガーのように違った戦略を選択する場合だってありますよね。 しつこいようですが、いつまでも安値競争していて、大丈夫なのかな?って、やっぱり心配になってしまいます。 消費者としては、ハンバーガーチェーンのように、選択肢が多いほうが使い分けできて有難いように感じます。