お金の準備だけじゃない、人生の終え方
終活に関する認知度が高くなっていますが、こうした意識調査での男女間格差って、やはり平均寿命が原因なのでしょうか。 夫のほうが先に亡くなるケースが多いので、女性のほうが自分のことは準備しておかないと…、という意識が働いているようにも感じます。
終活 3人に1人が葬儀費用準備 msn産経ニュース
「自分のルーツや家計図の取りまとめ」に限って男性のほうが多いというのも不思議ですが、出生からの戸籍を揃えておくというのは残された家族のためにも大切だと思います。場合によってはかなり大変な労力を伴いますから。(汗)
さて、葬儀費用を準備するということですが、果たしてどれくらい具体的な準備をしているのか不安に感じてしまうのは、余計なお世話でしょうか。(笑) 「つい最近、近い親戚の葬儀でかかった費用が○○○万円だったと聞いたので……」というようなこともあるかもしれませんね。 葬儀費用にお墓の問題など、残された遺族の負担にならないようにという想いもあると思います。
「エンディングノートに記録」しているという人が、女性では35.6%にも達していることに少々驚きましたが、葬儀やお墓にかかる費用を準備すると同時に、どのようなエンディングを迎えたいのか、はっきりと意思表示をしておくことも遺族に対する優しさかもしれません。
と、簡単に書いてしまいましたが、資産家や富裕層でなくても、残念ながら相続に起因する揉め事も増えているのが現状です。 多くの場合、その原因は事前の準備で避けられたかもしれないことを考えると、「そこまで心配しなくても、うちの子どもたちに限って」という気持ちもわかりますが、親の想いや、子どもたちへの愛情などを具体的に伝えておくことも必要な時代になったのかもしれません。 葬儀費用の準備を考えるのと同時に、自分らしい人生の終え方を家族に伝えることを考えてみたいですね。