婚活も、おひとりさまも、準備することは同じ

ここ1~2年ほどのことだと思いますが、私が普段活動している兵庫県の宝塚市内やお隣のあちこちの地域で「バル」の開催が増えています。 「街バル」ともいうようですが、飲み歩き・食べ歩きのイベントで楽しいですよね。 飲食店だけに限らず、地域の商店が集まったスタンプラリーや、スイーツ限定の食べ歩きなど、他にも工夫を凝らしたイベントが増えているようです。

 

「街コン」って、聞いたことがありますか? バルにも似た、地域振興イベントのひとつですが、街ぐるみの巨大な合コンイベントですね。 時代は、「婚活ブーム」なのでしょうか、それとも「おひとりさまブーム」なのでしょうか?(汗)

 

そんなところに、阪急メンズ東京とプランタン銀座が「合コン」付き福袋を販売するというニュースがありました。 合コンや街コンに着ていくコーディネートを提案し、お得感のある福袋に詰めて、両店内にあるカフェなどで開催する合コンもセットになっているとか。 なるほど、いろいろと考えるものですね~。

合コン

 

少子化、晩婚化、晩産化といったキーワードがよく話題になりますが、ライフプランラボへお越しになるご相談者の方も、30代後半からの教育費用や、40代での住宅購入に関する内容が増えています。 どちらの相談内容も、意外と早くやってくる老後の生活設計に大きな影響があるのですが、このタイミングでは短期的な課題と感じている人が多いようです。

 

子どもを希望する場合には、子どもの教育費用の総額がどれくらいになるのか? 住宅購入を考える場合には、住宅購入と維持に関する総額がどれくらいまで許容できるのか? 世代的にも収入は増えていて、貯蓄などはそれなりに準備できているとしても、普段の生活水準などが微妙に影響を与えたりすることもあります。 特に、結婚・出産・住居購入などの大きなライフイベントについては、長期的な家計の裏付けをもとに考えていくことが大切です。

 

晩婚だから…、おひとりさまだから…、というものではなく、ライフスタイルに合わせて、希望する「生き方」「暮らし方」について考えると同時に、そのための「予算」を立ててみることも必要な時代になっています。

 

心地よい「居場所」を準備する

ライフプランラボの場所は、兵庫県宝塚市ですから六甲山がすぐ近くに見えています。 車で30分も走れば、素晴らしい見晴らしの展望台や有馬温泉にたどり着きます。

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六甲山系全体をキャンパスにした市民大学「六甲山大学」が10月から開校したのですが、私も以前から気になっていました。 阪神間で生活していれば、どこにいても六甲山は見えていますし、山頂まで近いのも非常に魅力です。 本格的な登山はもちろん、バスや車でもすぐに登れるスポットとして有難い存在ですね。

六甲山からの夜景

健康ブームじゃありませんが、マラソンや山登りを取り入れた、健康的でおしゃれなライフスタイルが身近になっています。 さて、私もそうして活発に体を動かしているのかというと……、今のところ願望でしかありませんが……。

 

市民大学というと、どうしてもリタイア世代が中心のイメージですが、リタイア準備の期間に入った世代も、こうしたイベントや企画を十分に活用してみてはいかがでしょうか。 職場中心の人間関係から少し離れてリフレッシュするのもいいでしょうし、リタイア後の生活設計のヒントが見つかるかもしれません。

 

子どもを出産したお母さんが「公園デビュー」から地域に馴染んでいくのと同じように、男性もリタイア後の地域デビューのためにある程度の準備が必要ではないでしょうか。 心地よい「居場所」って、単なる空間の場合もあると思いますが、普段から気安く過ごせる友人や仲間との「居場所」というのがあっても楽しいですよね。

 

リタイア後に限った話しではなく、現役世代としても仕事からすっかり離れた、自宅周辺の友人というのは有難いものです。 特に、共通の趣味を通じた友人とかじゃなくても、すっかりオフモードで過ごせる仲間がいれば、たまりがちなストレスも発散できますから。

 

流行語大賞トップテンに「終活」

年末恒例となった「ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)が発表されましたね。 今年の年間大賞は、「ワイルドだろぉ」が選ばれました。 元々は自虐ネタというものだと思いますが、楽しいフレーズが選ばれて良かったような気がします。 そして、トップテンに選ばれた流行語に、「終活」が入っていました。

 

「終活」という言葉が、『現代用語の基礎知識』に登場したのは、2010年版からということなので、まだまだ新しい言葉です。 遺言だけではなく、エンディングノートという言葉も広く知られるようになりましたし、「終活」の登場は、やはり超高齢社会の一層の進展もきっかけのひとつでしょう。

 

遺言については民法に定められる要式行為ですし、一般的に、相続に関係するというだけで「私には関係ないかな」というイメージが相変わらず強いようです。 遺言とエンディングノートについては似ているようなイメージもあると思いますが、エンディングノートは、より身近なものとして認知されてきているようですね。 高齢者人口の増加に伴って、老親の看護や介護といった問題について考える機会が増えていることも原因でしょう。

老親の看護と介護

相続に関するご相談では、「心の機微」のようなものに触れることも多いのですが、多くの場合、相続対策というと財産に関することが多いために、「資産家の問題」というように受取られがちです。(本当は、そうとも限らないのですが)(汗) そういう意味では、エンディングノートや終活という言葉が、表面的なイメージだけでなく、もっと広く意味を知られるようになることは良いことですね。

 

このブログでは、ライフプランに関することを中心に書いていますが、終活もライフプランの締めくくりと考えれば大切なことです。 「生」と「死」というイメージではなく、超高齢社会だからということだけでもなく、「自分らしく人生を全うする」という意味でも考えておく必要があるのではないでしょうか。

 

トイレとお金

韓国ソウルの近郊、スウォン市にオープンした「トイレ文化公園」というのが話題になっているようです。 韓国の伝統的なトイレや、世界中のさまざまなトイレのモニュメントが並んでいるとか。 公衆衛生の大切さを学んでもらうことも目的のひとつだそうです。

 

きれいなトイレといえば、「トイレの神様」という曲が大ヒットした植村花菜さんが紅白歌合戦に出場したのは、もう2年前のことなんですね。 土曜日のお昼、テレビで吉本新喜劇を見るために、小学校から家まで走って帰っていた私としては、「新喜劇を録画し損ねたおばあちゃん」が登場すると、「うんうん、わかるわ~」というところですが、良く考えてみたら、私が小学生の頃にはビデオなんてなかったわけですが……。(笑)

 

私も昔から、トイレ掃除をすると「きれいになる」とか、「かわいい子どもができる」とか、普通に聞かされていました。トイレの神様説って、日本では全国的なものなのでしょうか?

化粧室

「トイレ掃除で金運アップ」「トイレの蓋をしないと金運ダウン」とか、ほかにもいろいろとあるようです。 私は、大学生時代にビル掃除のアルバイトをしていたので、学校や商業施設の大掛かりなトイレ掃除の経験はありますが、自分自身の金運にどういう影響があったのかは不明です。 あ、子どもは二人ともかわいいです。(笑) 金運もアップすると信じつつ、毎日使う場所ですから、清潔なのにこした事はありませんね。

 

年末は関西弁のピーチで帰省?

日本初の格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションが、当初の計画を大幅に前倒しするかたちで利用客100万人を達成しました。 LCCならではの新しい取り組みにも注目が集まっています。

関西弁、茶髪もOK 戻ってきたママさんCA「いつか息子と空へ」

長期的な家計分析にはライフプラン、つまり、将来のライフイベントを積み上げていく作業が欠かせませんが、子どもが小さい間は家族旅行のイベントなども考えておきます。 両親の実家との距離が離れている場合など、旅費もバカになりませんから、こうして旅行手段の選択肢が増えることも助かりますね。

飛行場

 

小学校の夏休みの宿題では、「夏休み新聞」のようなものがあって、新聞に書く題材のために旅行や見学などのイベントを無理にでも作ったり……。(笑)

 

ご相談にお越しになる、若い子育て世帯のご家庭では……、「うちの場合は、実家がとても遠いので旅費が大変なのですが、子どもが小さい間は田舎での体験も大切にしたいので、お盆と正月の帰省は大きくなるまで欠かさないでいようねって夫婦で話し合っています」という微笑ましい例もよくあります。

 

わが家もそうでしたが、子どもが大きくなると、一緒に外食をする予定を合わせるだけでも苦労するようになりますので、こうしたイベントは大切にしていきたいですよね。 家族旅行や外食などのイベントについての予算は、少し余裕を持って計画しておかないと、せっかくの楽しみも半減といったことになりがちです。 大切な家族のイベントですから、「使うときと、締めるとき」のスイッチを上手に切り替えて、楽しい思い出にしたいですね。