保険会社の新商品開発裏話
珍しく、勉強会に出かけてきました。 なかなか他では聞く機会のない内容だったものですから。 セミナータイトルは、「生・損保の両方を経験したアクチュアリーが語る、新商品開発秘話と裏話」です。 マニアックですよね。(笑) アクチュアリーって聞いたことがありますか? 私自身、「保険数理人と呼ばれ、非常に人数も少ない特殊な専門職」くらいのイメージでした。 実際、私自身の保険に関する仕事歴もそれなりに長くなってきましたが、アクチュアリーと呼ばれる人にはこれまで数回しか会ったことがありませんし、具体的な仕事の話まで聞いたこともありません。 「裏話」と聞くと、基本的にどこでも出かけたくなるわけですが、それまで「数学者」というお堅いイメージだったのが、「普通に面白い人」に変わって楽しかったです。(笑)
保険会社が新商品を開発するときに、どんな苦労があるのか……、なかなか興味深いお話が聞けました。
保険商品って、社会的背景が変わることによるニーズの変化にもいち早く対応していく必要があるわけですが、例えば、医療保険の「一入院あたりの支払い日数限度」とか、手術給付金の対象となる手術の種類とか、ここ数年でも保障内容の主流は大きく変化しています。 「だから、新しい保険商品がいい」ということではなく、保険の目的を家庭ごと、家計ごとに明確にすることが大切だと感じます。 たくさんある家計分野の経済的リスクを転嫁するために保険は欠かせないものです。 「保険がなぜ必要で、どんなときに、どんなふうに役に立つのか」ということを具体的にわが家の家計に置き換えて考えることが必要です。