1年間に、いくらお金が貯まったの?

もうすぐ確定申告のシーズンです。 せっかく家計簿をつけている人も、1年間の決算をしてみないともったいないですよね。 家計レベルでは、確定申告ではありませんから簡単にでも1年間の家計全体を把握できればそれでいいと思います。

(1)1年間の現金収入-(2)1年間の現金支出=(3)1年間の貯蓄額

(1)の現金収入ですが、例えば給与天引きの財形貯蓄などは、収入に入れてくださいね。 一度、家計に収入として入ってきて、貯蓄したと(つまり、支出しなかった)いうイメージです。 1年間の手取り収入は、このように考えてくださいね。

(2)の現金支出はわかりやすいです。 例えば、クレジットカードなどはどうするのか、ここでは細かいこだわりは不要です。「買い物をした日」か、 「銀行口座からの引き落としの日」か、どちらかにに決めておいて集計すればいいですね。 あと、給与天引きの保険料などの場合には、いったん収入として家計に入ってきてから保険料として支出したことになります。

さて、問題は、(3)の年間貯蓄額です。 (1)と(2)の計算から導きだされた金額と、実際の通帳残高などを比較してみて誤差はどれくらいですか?(誤差があることが前提になっていますが)(笑)

運用商品などがあって、時価が変動している場合は時価総額の推移を考慮する必要がありますが、単純に預貯金しかない場合には、誤差の大小によって、収入と支出の金額をもう一度洗い直してみる必要があります。 1円単位まで細かく追求する必要まではありませんよ。(汗)

 

年間家計

1年間の手取り収入が、500万円。 支出総額のうち、住宅ローンの年間返済額は100万円。 まだ子どもは小さくて学校へ納める授業料などを考えなくてもいい場合、年間の収入から住宅ローンの返済額を引くと……

500万円-100万円=400万円

となりますが、1年間に100万円の貯蓄ができていれば、住宅ローンの返済以外に使ったお金は300万円となり、月々にすると25万円ですね。

50万円の貯蓄であれば、使ったおは年間で350万円、月々約29万円ということです。

もし、同じ条件で、「貯蓄なんて全然できていないよ~」ということなら、1年間に使ったお金はそのまま400万円ですから、月々にすると約33.3万円になります。 1年間に、いくらぐらいで生活しているのか、月々に直すとだいたいいくらくらいなのか……。 予算とまではいかなくても、だいたいの目標設定はできていますか? そして、決算とまではいかなくても、だいたいの結果は把握できていますか? 実は簡単な、「年間単位の家計を把握すること」って、将来の家計について考える場合にも、大切なことなんですよ。

もちろん、具体的な貯蓄目標があるなら、月々だいたいいくらぐらい、年間でだいたいいくらぐらいで家計をやり繰りする必要があるのか、簡単に逆算できますよね。

 

家計に関するご相談は、年間家計を把握することから

 

 

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