それでも医療保険に入っておきたい
日本では、健康保険も充実していて高額療養費制度もあることを考えると、民間の医療保険に頼る必要性もそれほど高いものではない……、という考え方もあります。 また、病気やケガによる入院など、いざというときのための緊急資金もそれなりに準備できている……、ということであればなおさらですね。
一方で……
いざというとき、いったいいくらかかるのかわからないから……
という考え方もあって、やっぱり心配だから……、というのも理解できます。
つまり、正解はなく、「ひとそれぞれ、家計の状態によって、方法はいろいろある」ということではないでしょうか。
人それぞれの価値観や性格によって、家計に対する考え方も違ってきます。 似ているようで同じ家計はありませんが、仮に同じ家計があったとしても、必要なファイナンシャルプランまで同じになるわけではありません。
わが家の場合、それほど民間の医療保険に加入する必要性があるとは思えないし、いざというときの貯えもできている……
●だから、医療保険は不要だ
●だから、医療保険は少しだけでいいや
●だけど、いざというとき、保険からちょっともらいたいやん
●だけど、大きな病気やケガには、しっかりと備えておきたい
もちろん、選択肢はたくさんあります。(笑)
可能性や確率や、医療保険の商品を比較しているだけでは、なかなかすっきりとした結論には至らないものです。 わが家の家計にとって、医療保険がどのように役立つことになるのか、もちろん、保険料の支出を続けることがどのように家計に影響するのかを考えてみることをお勧めします。 医療保険を比較するよりも前に、もっと基本的なところですが、これは医療保険に限ったことではなく、生命保険も火災保険や自動車保険などの損害保険にも共通することです。
個人分野の保険は、潜在的な経済的リスクに対して、どのように、どこまで備えておくべきかということです。 正解はひとつではありませんが、自身の家計の様子から逆算して、保険料負担に見合った安心を手にしておきたいですね。